2025/08/29 15:09

こんにちは。EL NOTEの河合です。
最近の私はジム通いに励んでおります。
私自身アトピー性皮膚炎を抱えており、この夏の猛暑で症状が強く出ていました。
そんな中でふと、「ボディービルダーにアトピーの方は少ないのではないか?」という安直な考えに至り、体を鍛え始めました。日々楽しく取り組んでおり、体だけでなく心まで鍛え直されている気がします。笑
皆様はこの夏、どのようにお過ごしになられましたか?
7月下旬から8月末はPOPUPを開催していなかったため、お客様と直接お話しする機会がなく、皆様の近況を伺えずにおります。9月からまたPOPUPを開催いたしますので、ぜひその際に、この夏の出来事をお聞かせください。
さて、本題に入らせていただきます。
すでにInstagramでもご報告させていただきましたが、この度、当店の名前を変更いたしました。Instagramではお伝えしきれなかった背景について、こちらのブログで改めてお話させていただきます。
旧名:BACTERIUM(バクテリウム) → 新名:EL NOTE(エルノート)
店名変更の理由は、大きく分けて3つあります。
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1.「BACTERIUM」の命名が若さゆえの勢いだったこと
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2.お客様にとって覚えづらく、伝わりにくかったこと
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3.「EL NOTE」私たちが信じるものをこの名前に込めたこと
「1.「BACTERIUM」の命名が若さゆえの勢いだったこと」
「BACTERIUM」という名前は、高校3年生の頃に決めました。現在も一緒に活動してくれているスタッフと話し合い、「洋服に対する自分たちの想いが、細菌のように広がっていくように」というコンセプトで命名しました。当時の私たちは、感情のままに、夢中で走り出したかったのだと思います。約3年半この名前で走り続けたことで、今ではこの覚えにくいな名前に愛着すらあります。ですが、これから先の未来を見据えた時に、改めて真剣に向き合うべきだと感じ、変更を決断いたしました。
「2.お客様にとって覚えずづらく、伝わりにくかったこと」
初めて「BACTERIUM」という名前を見た時、多くのお客様が「何て読むの?」と戸惑われる様子を見てきました。読みづらく、記憶にも残りにくい。その光景に、いつも少しだけもやもやした気持ちを抱いていました。お客様がいてくださるからこそ、続けることができ、支えていただいていることを実感しております。
だからこそ、この場所を「お客様と共につくる店」にしたいと強く思うようになりました。
その想いが、店名を変えるという決断を、後押ししてくれました。
「3.「EL NOTE」私たちが信じるものをこの名前に込めたこと」
これが最も大きな理由です。
新しい名前「EL NOTE」は、Elder(先人)とNote(記録)を組み合わせた造語です。
意味は、
「先人の遺したものを継承し、再解釈を加える。そして私たち自身の遺産もまた、未来を生きる人々へ受け継いでいく」
私自身、この考え方に強く共感しました。
例えば家族。親から教わった価値観を自分なりに解釈し、自分の子供へと伝えていく。
日本の娯楽文化も同じです。
日本の娯楽は、平安時代の蹴鞠、碁などから、江戸時代の歌舞伎、落語などを経て、明治以降の近代化に伴う映画、ラジオ、そして現代のスマートフォンを活用した多様なエンターテイメントへと発展してきました。その時代に生きた先人たちが考え、工夫を凝らし、技術を発展させ、現代の娯楽が生まれています。娯楽の形態は時代ごとに変化しつつも、人々が集まり共有する喜び、楽しみといった根本的なベースは現代にも受け継がれています。
そこには、過去をただなぞるだけではなく、受け継いだものをさらに進化させ、新たな価値を生み出そうという意思があります。
私は、この姿こそが「継承と再解釈」そのものだと思います。
そして、その積み重ねこそが、個人や組織の文化や基盤を形づくり、未来を創っていくのだと感じています。
その想いを名前に込め、我々は「EL NOTE」として新たな一歩を踏み出すことにしました。
長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
この店名変更を機に、これまで以上の価値を皆様にご提供していきたいと思っております。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
EL NOTE 河合
